「人も服も一期一会」。物価高の今だからこそおしゃれの楽しさを届け続ける、岩手県盛岡市の OUTLET SHOP 「Regalo」のストーリー

岩手県盛岡市の中心街で、17年近くにわたり地元の買い物客や外国人観光客に愛され続けているアパレルショップがある。一見すると、どこにでもあるお店のように見えるかもしれない。しかしよく見ると、そこには都心部の百貨店で並ぶような人気ブランドの新品が、50%〜90%OFFという驚異的な価格で並ぶ「宝探し」のような空間が広がっている。

異業種から飛び込んだオーナーの鈴木様が、この地でお店を続け、人々に「ワクワク」を届け続ける理由とその歩みに迫った。

異業種からの転身、2009年「盛岡・中三」との出会い

鈴木様がアパレル業界に足を踏み入れたのは2009年のこと。それまでは東京で芸能関係の仕事や、パソコン・インターネット関連の業務に就いており、アパレルとは全く異なる世界に身を置いていた。

転機となったのは、父親が経営していた会社に届いた、盛岡の老舗百貨店「中三(なかさん)」からの出店オファーだった。

「60坪ほどの広いスペースが空くから、お店を出してくれないか」

幼い頃から父親の会社が扱う服を見て育った鈴木様にとって、アパレルは身近な存在ではあったものの、自らビジネスとして関わったことはなかった。しかし、「地方で新しい挑戦をしてみたい」という想いから一転、岩手へ移住を決意。デパート内にアウトレットショップを展開するという、当時としては極めて異例のスタートを切ることとなった。

「新品が90%OFF」常識を覆す仕入れの秘密と一点モノの価値

当時、盛岡では「アウトレット」という文化そのものがほとんど認知されていなかった。多くの人がイメージするのは、仙台などの郊外にある大型アウトレットモール。街なかのデパートの中にアウトレット商品が並ぶスタイルは、非常にニッチで珍しい存在だった。

このお店の最大の強みは、メーカーやその上流から直接仕入れている点にある。他店とブランドがバッティングしない独自ルートを確立しているため、都心の百貨店や仙台の駅ビルで並ぶような有名ブランドの新品を、圧倒的な低価格で提供できるのだ。

  • すべての商品が新品・未使用品
  • 市場価格の50%〜90%OFF(1,000円〜2,500円価格帯も多数)
  • 世界に一点しか存在しない「サンプル品」も入荷

特にメーカーが制作段階で作る「ファーストサンプル」や「セカンドサンプル」は、のちに袖の長さなどが修正されて世に出る前の、まさに世界に一着限りの激レアアイテム。こうした「ここでしか出会えない服」が並ぶことが、洋服好きの心を掴んで離さない理由となっている。

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お客様に手に取っていただく商品を、一点ずつ丁寧に検品・確認する日常のワンシーン。Regaloでは、納得した品質のアイテムだけをお届けしています。

開店時の苦労と、17年間欠かさない日課

今でこそ常連客で賑わうお店だが、オープン当初から順風満帆だったわけではない。鈴木様は当時の苦労をこう振り返る。

「開店時の様子から、盛岡の人々は新しいお店に対して慎重になることが多いように感じていた。『何年もお店の前を通っていたけれど、5年経ってようやく初めてお店に入った』といったお客様も珍しくない。通りがかりにふらっと入ってもらい、口コミや人の紹介で少しずつ信頼を広げていく必要があった」

さらに、現在は鈴木様が1人で全ての業務をこなしている。 品出しや接客の傍ら、2009年のオープン以来、InstagramのストーリーやX(旧Twitter)の更新を毎日欠かさず継続している。

「お店が今も元気に営業していることを知ってもらいたい。ただそれだけ。今ではすっかり日課であり、癖のようになっています」

この地道な発信の積み重ねが、現在の安定した集客を支えている。

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宝探しのような楽しさを。こだわりのインポート品からトレンドアイテムまで、幅広い商品をゆったりとした空間でご覧いただけます。

顧客のパーソナルカラーに寄り添う「提案型」コーディネート

お店を訪れる顧客の層は幅広い。30代〜60代の地元住民から、最近では中国、台湾、欧米、そしてネパールやインド系といった外国人観光客や留学生までが日常的に足を運ぶ。

鈴木が最も喜びを感じるのは、「この前の服、みんなに褒められたよ」と報告をもらったり、購入した服を実際に着てお店に遊びに来てくれたりする瞬間だ。

店内では、服の組み合わせに悩む顧客に対して積極的なコーディネート提案を行っている。 「自宅に白いトップスがあればこれが合いますよ」「このスカートならこの色が映えます」といった具体的なアドバイスに加え、顧客の「パーソナルカラー」に合わせた提案も得意とする。

黒い服は日差しを吸収して顔色をくすませてしまうことがあるため、顔まわりが明るく見えるカラーを提案する。常連客の好みを把握し、要望に合う新着商品が入荷した際には、個別に連絡を取り合うほどの深い信頼関係を築いている。

生活が苦しい時代だからこそ、お小遣いの中で「おしゃれ」を楽しんでほしい

物価高騰が続き、電気代や食材費が上がる現代において、衣服への支出は後回しになりがちだ。しかし、鈴木様はこう語る。

「生活が大変な時だからこそ、買い物をする楽しさや、服を選んで気分転換する時間を大切にしてほしい。自分のお小遣いの範囲で、上手におしゃれを楽しんでもらいたいんです」

お店のモットーは、15年以上前から変わらず「人も服も一期一会」。

商品はほぼすべてが1点もの。メーカーから荷物が届いたその瞬間に、たまたま来店した常連客が検品前に気に入った服を買っていくような、奇跡的なタイミングの出会いが日常的に起きている。

ただ安いだけでなく、「ここに行けば何か面白いものが見つかる」「とにかく楽しい」。そんな風に老若男女が笑顔になれる場所を目指し、鈴木様は今日も、盛岡の街でお客様と洋服の「一期一会の出会い」を繋ぎ続けている。

■公式サイト・SNSまとめ https://lit.link/Regalo

■Instagram https://www.instagram.com/regalo1007